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ここからは、ファンダメンタルズの把握法についてご紹介していきます。ファンダメンタルズとは、“土台”のことです。為替取引では、相場を判断する経済状況・社会状況のことだと考えてください。たとえば、株の取引をする場合、日経平均株価やその会社の財務状況で判断しますよね?それと同じことです。FXでも、各国の経済状況を把握することは大変重要です。

世界情勢を読む!ファンダメンタルズの把握法

為替を動かす要因

(1)今は不景気?今後は?
リーマンショックの影響から世界同時株安になって以降、“100年に1度の大不況”といわれているのはご存知ですね?こういった大きな状況をつかんでおかなくてはなりません。 景気が悪いと、よい指標が出ても、「好調」「好調の兆し」「やや回復」などニュースの見方が変わります。それに、リスクを回避したいという心理も起こります。「これは1時的で、もっと下がるかも・・・」とか。 また、ビッグニュースは、今後の経済状況の行方を占う意味で重要です(前項で記述のとおりです)。

(2)経済指標・要人発言
現在の状況を知るために、経済指標を重視します。経済指標の見方には、2つのポイントがあります。ひとつは、結果そのもの。前月比がどうだったか、マイナスかプラスか・・・。これは大きな状況をつかむためです。 もうひとつ、「予測との差」を見ます。為替相場を動かすのは実はこちらです。状況が好転していても、予測より悪ければ相場は下がります。これは、発表前、予測に対しての“期待感”で買われていたものが、“失望感”で売られるためです。 経済指標と同じくらい、要人発言にも注目しておきましょう。指標がよくても、「緩やかな回復にとどまっている。油断できない状況。」などという発言があると、楽観視できないという思いが相場に現れます。

(3)金利政策
経済指標の中でもっとも注目すべきは「米雇用統計」であると前項ですでに書きましたが、各国の“金利政策”も大変重要です。金利の高い通貨は買われ、逆に売りポジションを取りにくくなります。

(4)時間的要因
時間的要因については、ファンダメンタルズとは言いませんが、相場が動くひとつの要因です。 まず、「相場が動くのは夜である」ということ。欧米の時間帯です。次に、「ゴトー日(5日、10日)は相場が動きやすい」ということ。貿易関連企業などの決済が多いからです。続いて、「ボーナスシーズンは外貨が買わる」ということ。ボーナスを外貨投資にあてる人が多いからだといわれています。

経済カレンダーでイベントをチェック

ファンダメンタルズが市場を動かすということを理解したところで、「経済カレンダー」について説明しておきましょう。ファンダメンタルズがいかに重要であるとしても、全ての投資家が経済学者のように状況を把握しているわけではありませんよね。何が大切で、何を見過ごしてもよいのかわからなければ、1日中経済ニュースを監視しなければなりません。

そこで活用してほしいのが、「経済カレンダー」です。業者によって呼び方が違うかもしれませんが、経済イベントの予定と時間がカレンダーに書き込まれているものです。指標については、前年比(前月比)と予測が記載されています。そして、時間が過ぎた予定には、結果も記録されます。親切なことに、重要度を示してくれているものもあります。 これを前日にでもチェックしておけば、相場の変化に対応できます。

「明日の朝早く、オーストラリアの○○が発表だから、早起きして行方を見守ろう。」 「明日の夜は、21:30にアメリカの○○指数が発表されるから、その時間はチャートを見ていよう。」 こういった感じで対策できます。もしくは、後からチャートを見て、「どうして急に下がったのだろう・・・」と思うようなとき、「あっ、これの発表で下がったのか・・・」と理由がわかります。

理由さえわかれば、損切りか様子見かなど、善後策をたてやすくなりますよね。 日常的な経済ニュースに鈍感な方でも、予定表があればさすがに認識できますよね!毎日チェックしていると、何に対して相場が反応しやすいのかというトレンドもわかってきます。

マーケット情報とレポートの活用

「経済カレンダー」とともに、マーケット情報とレポートの活用について覚えておいてください。

■マーケット情報
マーケット情報とは、いろいろな“結果”を教えてくれるニュースです。多くの投資家が、ケータイのメールで受け取っています。内容は、だいたい「経済発表の結果」「市場の反応」この2つです。 「21:30 (米)○○景況指数 予想--.- 結果--.-」(経済発表の結果) 「21:30の米○○景況指数の結果を受け、市場は1時・・・・まで上昇。その後やや値を戻し、****付近での取引となっている。」(市場の反応) こういった感じです。もちろん全てに敏感になる必要はありませんが、一応チェックしておくと安心です。

■レポート
レポートとは、専門家が書くものです。いろいろな人が、いろいろな頻度・分析方法で考えを述べています。前日の結果と状況、この後説明するテクニカル分析なども交えて見解を示すわけです。銀行のホームページ、FX業者のホームページ、メルマガ、ブログなどで手に入れることができます。 はじめのうちは、たくさんのレポートを読み、意味を理解できるようにしましょう。そして、市場の動きと照らし合わせていきます。そのうち、「この人のレポートは信用できる!」というものに出会うことができます。時間のないときは、そのレポートだけを日課にすればOKです。 イメージとしては、○○の天気予報はあたるとか、□□の競馬予想はよくあたるとか、それらと同じです。自分に多くのメリットをもたらしてくれるレポートを見つけてください。

■予想レンジ
レポートの中に、「予想レンジ」という便利なものを記載している場合があります。予想レンジとは、その日相場がどの範囲で動くのかを示しているものです。 89.0-93.5 たとえば、このように書かれているとします。下がっても89.0、上がっても93.5、この範囲で動くという意味です。予約で注文を出すときに役立ちます。